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2007年8月17日 (金)

乗務8回目 花火大会のお客さんに激怒!

本日は8月16日、お盆ということよりも神宮外苑花火大会をいかに回避するかに心を砕いた1日でした。ところが、そう甘くはなかった…

出庫は遅めの朝9時。できれば都心には入らず、今まで行ったことのない環七沿いの足立区方面に行ってみたいと思っていたら、いきなり山手線の内側へのお客さん。それでも流れに逆らって外へ外へと走っていたら、足立区に入ったのはいいけどお客さんが全くいなくて、危うく埼玉県に入りかけてしまう。ふむふむ、このあたりはこんな雰囲気か…

都心に向きを変えて暫く走るとお客さん。王子まで。本郷通りに入って東大のそばでお客さん。東京會舘まで。何のことはない、午前中に都心に来てしまった。こうなったら諦めて大手町~日比谷~新橋あたりを流す。ところが人はいるのに手が挙がらない。午前の営収は5千円少々。毎度のパターン?

昼休みの新橋・銀座はかなりの人出があり、もうお盆ではない感じ。でも相変わらずお客さんはぽつりぽつり。15時過ぎの時点で営収は1万2千円。うーん、どうなんだろう。人がいるのに手が挙がらないのは、自分の流し方が悪いのかもしれないし、まだ本格的に仕事が動き出してないからなのかもしれない。昼間でこれでは夜が心配…。暑さとお客さんの少なさでだれてしまったので、長めの休憩をとることに。1時間近くうつらうつらしてガスを補給し、夜の営業準備完了。時刻は17時半、飲みに行く人が動き出す時間。日本橋から営業開始。またぽつりぽつりとお客さんがあるものの、近場の人ばかり。21時前になってようやく本日初の2千円台のお客さん(笑)。ところが、これがケチの付きはじめだった…

その時間までずっと頑なに六本木通りの北側には近付かないようにしていた。もちろん神宮外苑花火大会の渋滞と、そのお客さんを避けるため。

花火大会のお客さんとはどんなものか?

 ・着ているものは浴衣かラフな格好。
 ・人の群れの中で歩き回り、大汗をかいている。
 ・そのうち疲れてくるから地べたに座る。ラフな格好だから少々の汚れは気にしない。
 ・お腹が空いたら買い食い。ソースだ何だで手はべたべた。
 ・夏のこの時期、外で食べるといえばアイスが定番。暑いのですぐに溶けだして…

こんなことはタクドラじゃなくても想像がつく。しかも道路も渋滞するだろうということで、徹底的に避けていた。自分としては普段通りのお客さんを乗せられたらそれでいいのだ。わざわざ車内を汚される可能性のあるお客を乗せたくはない。

ところが、六本木から麹町へのお客さんに引き続き、麹町から本日初の2千円台が、西落合。帰りは新宿を避け、目白通りから後楽園方向へ逃げて、皇居のどちら側をまわって新橋方面に帰るか考え、いつも日比谷通りなので今日は紀尾井町を通ろうと靖国通りへ。ちょうど先程麹町でお客さんを乗せたあたりを過ぎ、新宿通りを横切ろうとしたとき、携帯のバイブが。京王線で遅延が発生しているとの情報。

魔が差した、としか言いようがない。気が付けばあれほど避けていた新宿へ向かっていた。京王線ならもしかしたら長距離のお客さんが、という欲が出てしまった。四谷は外苑からはちょっと距離があるし、さっさと通り過ぎれば大丈夫…と思っていたら、信号で先頭で止まってしまう。あれよあれよという間に、若い浴衣の2人組が寄ってくる…。もう逃げられない。ドアを開ける。手にはアイスを持っている…

新宿駅まで740円。その間に煙草は吸うわ、じゃれ合って暴れるわ。アイスを持って暴れるな!!でも、一応言葉遣いはきちんとしているし、酔ってもいない。まだましだったか…と思って降りてシートを見ると、アイスがべったり!!思わず「おい!」と大きな声が出たが時既に遅し。がっくり落ち込み、車を停めてシートをこすってみる。でもシミは取れない。営業所に帰ろうか…でも時間は22時前、この時間にロスは痛い…考えた挙げ句、一番大きなシミがシートの座面の奥に近かったので、無理やり押し込んで隠す。真ん中あたりにしっかりついたシミはどうにもならないので、コンビニで水を買ってきて濡らしてはタオルでこするの繰り返し。何とか目立たない程度にはなる。この間20分。

腹が立つ。営業的なロスも腹が立つが、車を汚されたことに腹が立つ。今朝替えたばかりの真っ白なシートカバーに、あまりにも汚いシミ。

このシミを付けた若者よ、気が付かなかったとは言わせない。シートの座面がこれだけ濡れていたら、座っているのも気持ち悪かったはずだ。それを黙って降りるとは。自分は汚れてもいい格好かもしれないが、次に高価な白い洋服を着た女性が座るかもしれないシートなのだ。どうして平気で降りられるのか。

自分は、今後二度とこういう客は乗せない。どのような手段を使ってでも絶対に乗せない。自分と同じめにあったドライバーは同じことを考えるだろう。自分は甘かったけど、それは客選びなんて新人の自分には10年早いという気構えがあったからだ。でもそれだけではまともな営業はできないということがわかった。

自分の判断の甘さにも腹を立てつつ、何とか30分後に営業再開。しかし深夜にもかかわらず近くのお客さんばかり。0時まで、とうとう2千円台のお客さんは1回だけ。営収は3万円少々。0時半にやっと5千円台のお客さん。でも山手通りの外側の住宅密集地に連れていかれ、脱出に苦労してしまう。新宿が近かったので新宿を流してみるも、閑散としている。お盆明けの平日とはこんなものだろうか。

これまで割増時間帯はそこそこいいお客さんに当たっていたので期待しつつ流してみるものの、たまに手が挙がったら近場の繰り返し。もう諦めかけていた3時過ぎに新宿3丁目で反対車線から呼ぶお客さんが。

 「明治通りをまっすぐ行って溝田橋を右折して荒川区尾久まで」

経路としては簡単だ。道も空いている。快調に飛ばして溝田橋交差点を過ぎたところで声をかける。お客さんは酔って寝ていた。

 「お客様、もうすぐ尾久駅のあたりです。」
 「ああ、まだまっすぐ」
 「はい、かしこまりました。」

ところが尾久駅を過ぎても何の指示もない。やっぱり寝ている。危ないので信号1つ毎に交差点名を言いながら確認する。

 「田端新町3丁目の交差点ですが」
 「まっすぐ」
 「田端新町1丁目です、この先ですか?」
 「うーんまっすぐ」
 「もうすぐ荒川区役所ですよ」
 「まっすぐまっすぐ」

尾久は目的地への目印で、そこから入っていく場所なのかもしれないから、尾久を過ぎたからといって車を止めるわけにもいかず、のろのろ進む。とうとう大関横丁の手前まで来たところで、さすがにおかしいと思って車を停め、大声で呼びかけてはっきり目を覚ましてもらう。

 「ここどこ?」
 「大関横丁の手前です。」
 「ここは違うなあ、もっと先」
 「もうこの先には荒川区はありませんよ?目的地の住所はどちらですか?」
 「終点まで、行ってください。」
 「終点といいますと?」
 「この道の終点まで。」
 「明治通りの終点といいますと、新木場まで行っちゃいますよ。」
 「うん?それは違う、えーと、その先の交差点はどこ?」
 「大関横丁です。」
 「あー、そこでUターンして」

やっと正気に戻ったようで、結局目的地は西尾久だった。荒川区を端から端まで無駄走り…。おそらく2千円近く無駄遣いしたのでは?でも、自分としてはできることはやったと思うし、その間のやりとりはちゃんと録音してある。録音しているのをいいことに一瞬このまま新木場まで行ってしまおうかとも思ったけど、そこまでの勇気はなかった(笑)。支払いはチケット。記載漏れがないかじっくり確認したのは言うまでもない…

7千円以上にはなったものの大幅に時間をロスして、新宿に戻ったのは4時前。帰庫まで1時間あったけど前回の反省もあって回送に入れる。営業所に帰り、納金を済ませてシートカバーを交換し、洗車を頼んで早々に帰宅。営業に疲れたというよりは、自分の判断の甘さを反省する1日でした…

本日の営収は4万5千円、回数は33回、いただいたチップは180円でした。

<本日の反省点>

花火。以上。

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