初乗務を前にして
いよいよ明日は初乗務。朝早く会社に行って、そのまま乗務に入り、翌朝まで働きます。タクドラになると決意してから約2ヶ月、長かったような、短かったような…。
いつか今日という日を振り返るときが来るかもしれません。そこで、今の正直な気持ちを書き留めておこうと思います。入り立ての頃はこんなことを考えていたんだなあ、と後で笑うことになるのか、後悔することになるのか…。
さて、明日から実際にお客さんを乗せて走ると考えると、まだまだ不安な事だらけで、比率でいえば不安と自信が9:1くらい。
・挨拶がさらっと出てこない
・道がわからない
・メーターの操作を間違えそう
・まごついてお客さんに怒鳴られそう
・ 〃 後ろの車にクラクションを鳴らされそう
・焦って急ハンドルを切ってしまいそう
・お釣りの計算を間違えそう
自分の普段の運転は割とまじめなほうで、車線に沿ってはみ出さずに走るし、信号が黄色ならやや強めのブレーキをかけてでも止まる。無理な車線変更はしないし、車線変更するときはさっとする。でもこれらをまじめにやっていると、後ろのお客さんはガックンガックンで乗り心地が悪いということを研修中に何度も指摘された。停止線を越えてだらしなく止まったり、カーブで車線をまたいで緩やかに曲がるタクシーを見かけるのは、こういう意味があるんだなあと納得したけど、いざやってみると長年のやり方がどうしても出てしまう。乗り心地良く、かつきびきびと運転するという、タクシーでは当たり前のことが案外難しい。
自分の場合は二種免を一発試験で取ったので、試験に特化した練習をちょこっとやっただけだったというのもあると思う。タクシー会社系列の教習所で取っていたら、20時間近く乗る間にこのあたりのことも教わる機会があるんだろうなあと。教官と違ってお客さんは指導してくれるわけではなく、代りにクレームが入るということに…
あと、事故・違反の不安。都心の道は右折禁止や車線変更禁止だらけ。道を知らないと目的地に着くどころかどんどん離れてしまう。しかもそこかしこに白バイやお巡りさんがキップ片手にスタンバイしている。まごついたり、お客さんの指示でつい違反をしてしまわないだろうか。そして、慌ててハンドルを切ってバイクと接触したりしないだろうか…。大きな違反や事故をやってしまうと給料がガクンと下がる。そうなると絶望感が襲ってくるに違いない。ただでさえ慣れない道で、1日300km以上も走るのだから、違反や事故の可能性はマイカーの比ではないはず。慎重な運転に徹するしかないけど…
入社前は早く乗りたい、稼ぎたいと思っていたけど、今はもうちょっと練習したい、先延ばしにしたいという気持ちでいっぱい(笑)。でもまあ、度胸で乗り切るしかない。そしてとにかく道を覚えることが第一。全てにおいて、道がわかっていれば何とかなると思う。都内で10数年間車に乗っていたことや、道の勉強でバイクで1000km走ったことは無駄ではなかったと思う。まだまだ知識といえるレベルではないけど、「品川駅まで」と言われて「品川駅がわかりません」と答えるか「品川駅へはどの道で行きますか」と答えるかの違いは大きいはず。
道。それが今の結論です。
今日は持ち物をカバンに詰めて早く寝よう。免許証、乗務員証、釣り銭、釣り銭入れ、地図、メモ帳、ボールペン、ICレコーダー、タオル、あとは朝嫁が作ってくれる弁当と水筒。事故って怪我するかもしれないから保険証も持って行こうか(笑)
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